2008.9.02.教科書図書館ツアー                            (もどる→   index.htm   )

散文的な写真レポート ^^;)y

                       絶対指定http://kks-el.sakura.ne.jp/com/kim/index.htm

 前回までと同じく,小田急新宿駅,南口(2階の方)改札を出たところ,午前8:45集合。

 これを撮ったカメラマンさんを含めて身長の高い人が揃いましたねと,お互いの背を較べたりしてました。

 前は8月で,きょうは9月。小学校などは2学期が始まっているので,電車に乗る人々の顔ぶれにも9月を感じましたが,まだまだ残暑の気温です。

 駅名に,橋が多いですね。「曙橋」,「飯田橋」,「水道橋」,「浅草橋」。おお,良い質問だね。JRの中央・総武線は,外堀の脇を通っているでしょ。飯田橋・水道橋は,外堀に架けられた橋。徳川家康は,江戸城の外堀として,自然河川の神田川を利用して,街としての江戸を作って行ったんだね。ちなみに,江戸時代は物資の輸送を水運によっていたわけで,切り倒した材木を荒川に流して,河口に溜めたから「木場」だね。でもきょう行くところもそうだけど,埋め立てが進んで「木場」のあたりは河口では無くなって,かなり遠くに「新木場」があるでしょ(と,路線図を示す)。

 山手線というのは,西側が先に,東北線(日本鉄道)と東海道線とを結ぶための貨物線として作られた。あまり人が住んでいなかったから貨物線を引いたので,池袋とか,渋谷というのは東京の市電の終点だったわけね。だって,忠犬ハチ公は,電車を降りて家へ帰る主人を迎えに行ってたのでしょ。世田谷とか杉並に多くの人が住み始めたのは関東大震災の後から。戦後に東京に人口が集中して,昭和30年代には練馬,昭和40年代には,多摩ニュータウンなどが造成されて行くわけだね。この前調べていた世田谷の緑道だけど,農業の用水路として機能していた川が,昭和40年代にはほとんど農業をしなくなっていったので,暗渠にしてしまえってことになったものだよね。

 いまの言葉で言うと「インフラ」とか「ライフライン」だけど,多くの人が住む都市になるには,飲み水の確保が重要で,玉川上水とか,江戸の内側にはいったら水道を巡らせて水の供給をしたのだけど,川を水道が渡る必要が生じて,川の上に水道を通したところだから,水道橋。

 エスカレーターを2台乗り継いで,2階から地階へ。京王新線と都営新宿線の改札へ行くのは,いつも通り。

 はい,都営の切符の自動販売機で,都営交通まるごと1日乗車券を買ってね。700円です。

 日暮里・舎人ライナーができたので,都営交通1日乗車券の名称が,ちょっとにぎやかに。このツアーは都営地下鉄と住吉・千石2丁目間の都営バスを乗るので,700円のモトは軽くとれます。自動販売機の[1日券]のボタンを押しましょう。

 都営バスの車内で,この字何と読みますか?と聞かれて,「う〜ん,トネリじゃないの?」地名として知っていたけど,確か日本史に出て来た言葉でもあったよね。

 実は,まるごと乗車券には,その指さされた漢字の他にも,イラストの横にローマ字でToneri。ふう間違えないでよかった!

 きょうのメンバーは,私(男)を含めて,男2名,女2名の,いわゆるダブル・デイト体制ですが,男のカメラマンさんが写すと,両手に花状態になるのです。はい。てなことで,行きましたの証拠写真。

 

 次の写真記録は,ここから4時間ほど時間を先に飛ばします。

 いつ行っても,どこだか自信が持てない「神保町花月」。あの吉本興業が進出した建物です。そのすぐ近くに,国立情報学研究所があるビルディングがそびえているわけですけどね。ちなみに神保町の交差点から,東にすこしあるいて,靖国通りから,すずらん通りを渡って,もうひとつ向こうの通りをさらに東に行くと,小売をしない(つまり,問屋さん)地図屋さんの先にあります。

 外側から見るだけでしたが,建物の内部にも,オロナミンCの自動販売機があると感心しているところ。

 ちなみに,ヒールの高い靴を履いていることに気づいて聞いたら,ゲリラ豪雨がきたら,Gパンを濡らしたくないからだそうで。ゲリラ豪雨の多かった8月でした。もう一人は,サンダルでの参加。そして,残暑の厳しい中での1日で一番気温の高い12〜15時を歩いてのツアーでした。元気はつらつ歩いたねぇ。そんななかで,オロナミンCの自販機は,目をひきます。

 先生,どうして東京のこと,詳しいのですか? だって,小学校の先生は,小学校3・4年生の社会科で,地域のことを教えるよね。私は中学の教師だったから,直接は教えなかったけど,東京の小学校の先生になったとしたら,東京のことについて知ろうとするのは,必修科目だよ。ま,小学生のときにも東京に住んでいたので,根っこみたいなところはあったけど,中学生のことからここらへんに遊びに来てたからね。

 ちなみに,御茶ノ水女子大学の前身は,東京女子師範だけど,どこにあったかというと・・・。(これは江戸とか,東京とかの本をいくつか読んだことからの雑学です)

 そのあと,もう少しあるいて,杏雲堂病院(大久保彦左衛門屋敷跡),ニコライ堂とみて,近江屋洋菓子店のドリンクバーで午後4時頃解散しました。神保町から小川町までは,行ったり来たりで,歩いたことになりますが,都営地下鉄の駅の1駅分です。あ,帰りの地下鉄でも,この1日乗車券使えるのですね・・・とちょっと得した気分。

 「これからは?」,『6時からバイトです。』,「それはそれは,気を付けて!」 御苦労様でした。

 

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======こんばんわ。今日は一日ありがとうございました。======(と,学生さんからのメールです)

 午前中に見学した教科書図書館では、以前から興味があった終戦直後の教科書をメインに閲覧しました。歴史の資料で写真を見た事はありましたが、実際に見るのは初めてだったので少し緊張もしました。 私は軍隊的な表現の部分に墨塗りされているのかと思っていましたが、それ以外にも、神道的な内容や、天皇関係の部分にも塗られていました。(そうですね,算数の道のりを計算するような,いまでいう小3の “km” を習うところなんかで,地図に神社のマークがあるだけで対象になっていたりします。村の鎮守の神様も国家神道と思われていたのでしょう。)

  算数の教科書にも墨塗りは見られました。国語はたくさん塗られているだろうと思っていましたが、思いの他算数もかなり墨塗りされていることが分かり、全てのものを用いて軍事国家的な教育をしていたんだということが分かりました。(ふむふむ,この当時の世界的な数学教育の思潮は,単なる教養としてではなく,実際の仕事に役立つ数学を学校でしようという流れがあって,昭和18年ころの教授要目(当時の中学校の学習指導要領的なもの)には,産業に関係のある数学が取り入れられています。それが結果として,勤労動員とか,軍事的なものに結びついたようですね。いまの中華民国(台湾)の高校(高級中学)の教科書に「高中軍訓」というものがあって,当日行った皆さんにも見てもらいましたが,単なる軍事教練ではなくて,地図から実際の距離を出したりするような生きた数学のようなものが学ばれたりしています。)

  外国の教科書も少し閲覧する事ができました。 日本の教科書と違って全体的に書き込み式になっており、問題も算数というよりクイズのように書かれていることがとても印象的でした。(最近の日本の教科書もカラフルにしたり,写真があったりで楽しくなるように工夫されてきましたが,アメリカのものなどをみるとやっぱり本場モンは違うなぁって気持ちになりますね。)

 午後からの書店巡りでは、たくさんの書店を紹介していただき、正直全ての書店の位置を把握できたわけではありませんでしたが、とても興味深い本に出会う事ができました。(いやあ,今回の3人は本好きの人が多くて,じゃあまず軽く概論的にみせるから,その後でじっくり見てねと,売り場を回っているときも,立ち止まって手にして読んでいたり。連れて回る,引率者の見えないロープを引くのがすご〜く重いと思いました。いやいや,熱心なのを褒めてるんだってばぁ)ぜひ今度買いに行きたいなと思います。(ええ,ある古書店のレジ脇にあった,神田古書店地図が収められたパンフレット<無料>を指さして教えたら,しっかりゲットしてましたね)

 移動途中には書店が北向きになっているものが多い理由や、元々武士だった人々が明治以降書店を開いたこと(全てではないけどね。でも明治には要らない職業と,明治からは必要な職業とのマッチングはあったでしょうね。なお,同じ土地に住んでいても,維新後の住人が必ずしも維新前に住んでいた人とは限りませんよ。国もとに帰って他の地方から出て来た人がそこに入ったのかもしれませんね)、○丁目のつけ方(ああ,あれね。駅の何番線みたいな,ホームの番号の付けかたも気になるでしょ? 作った順とか,駅長室に近い順とか。1番線のよこに新しいホームを作るので,しかたなく0番線と名付けたかつての大阪駅のようなところもありますね。でも私はまだ「−1番線」のような負の数はしらないけど。ちなみに大阪は,もっと増えてしまったので,「環状1番」,「環状2番」と入線する線区の名称を付けています。東京駅の「京葉1番」,「京葉2番」も同様でしょう。)など、知らなかった事をたくさん教えていただき、楽しかったです。

 今日学んだ事や知った場所をこれからの研究の中でぜひ生かさせていただけるように、しっかり目的意識を持って勉強していきたいと思います。

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Date:    Wed, 03 Sep 2008 09:27:37 +0900 (JST)====(・・・ともう一人の学生さんから)

Subject: ◎昨日の感想◎

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 私はあまり本を読まなかったのですが、最近読むようになり始めたので、いろいろなジャンルの本にふれることができてすごく興味深いツアーでした。

 教科書図書館は戦争中の頃の墨塗り教科書を教科書に載っている以外で全部みるのは初めてだったので興味深かったです。外国の教科書もたくさんあってみたいものをみるのには的を絞らないと1日では全然足りないと思いました。普段行くようなデパートの中の本屋さんでなくお店の前に本が並んでいたり専門の本屋さんがあったりこちらもじっくりみるには1日では足りないと思いました。

 豆本や古いマンガなどがおいてあったお店やカルタのお店などまた個人的に見に行きたいと思いました☆

 おいしい中華やフレッシュジュースをご馳走さまでした!家族に早速自慢・おすすめしました!

ありがとうございました!

=====(嬉しいコメントありがとう。ご家族の皆さんによろしく。)=====

 

文書の先頭

 

Date:    Wed, 03 Sep 2008 14:03:55 +0900 (JST)

Subject: 教科書図書館ツアーの感想

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きのうのツアーでは路線図や、地名から東京の広がりがみれて久しぶりの社会科見学のようで楽しかったです。教科書図書館はもっとじっくりみたかったけど、なにより1日であれだけの場所をまわれ、とても充実したツアーでした。しゅうまいとホットチョコレートは絶品でした!たくさんごちそうになりました。楽しかったです。ありがとうございましたm(__)m

--------------------- Original Message Ends --------------------

いろいろと,話題が広がったツアーでしたね。単に歩くだけではなくて,これって?と,疑問のチャンネルを開けてみることで,いろいろな繋がりが見えてくるし,調べてみよう本を読んでみようと,興味の広がりがあるものと,改めて思いました。

 

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