求める学生像,初等に入学することのメリット

 

 初等教育専攻では,将来小学校または幼稚園の教員になろうと望む学生が,さまざまな教科の専門を学べるようにプログラムを組んでいます.したがってこれらをまじめに学習していくと,国語系,理数系,社会科系,芸術系,運動スポーツ系といった万般を学ぶことになり,中学・高校の教員を目指す者と違って,万能選手型の者となります.1人の人間がこれだけ幅のある領域の基礎を身につける職業は,おそらく初等教育を専攻とする学生のみでしょう.たとえ不得意科目でもそれに真剣に取り組むことによって総合力を身につけることができるのは,素晴らしいことです.これが初等教育専攻を卒業した学生が社会に出る時に評価される点なのです.教員になるために初等教育専攻で学ぶことは,他では得られない素地を身につけることであることをまず認識して下さい.

 そして,物事の基礎を深く学ぶことに意義があります.基礎は一見単純で簡単に見えます.しかし,その中に深遠な真理が宿っています.基礎をただ機械的かつ表層的に学習・教育するか,基礎に含まれる深い意味を認識しつつ学習・教育するかによって,学習・教育が人間性を豊かにするか,人間性の向上なしになされるかが分かれます.初等教育専攻でこの基礎の意味を自覚しつつ学ぶならば,皆さんは将来「人間教師」として意義ある教員生活を送ることができるでしょう.

さらに,教育とは何かという哲学的側面や学習者の心理といった心理学的側面,教育の歴史や教育行政的側面,道徳教育や特別活動のこと,近年登場した総合的学習の本質とあり方を学びます.むろん学校教育の中心は各教科ですから,教科教育法関連の授業はとくに大切です.初等教育専攻では,この点にもっとも力を入れています.また,学生が自ら計画する運動会,音楽会,図工展,学生誌『すくすく』の企画・編集・制作など,各種の行事を経験することによって,教育現場における行事等の運営方法を自然に学ぶことができます.最後に,総じて初等教育学を学んだ成果は,初等教育学会の機関誌『初等教育論集』(参照)に集約されます.  (図工展は作品の保管場所が十分にとれないので当分の間お休みしています(2011.10.30注記))

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