取得できる資格

 

初等教育専攻では,卒業のための所定の単位数を満たし,他の卒業要件を満たした学生に,「小学校教諭一種免許状」が与えられます.すなわち本専攻のカリキュラムの特徴は,ほとんどの教職課程科目が必修科目として位置付けられていることで,必修科目,選択必修科目,教職必修科目を平常の授業で取って行けば,自動的に小学校教諭一種免許状が取得できることです.他の専攻や学部でのように,卒業単位のほかに教職科目の単位を取り足していく必要がないのです.小学校教諭の免許状を取得するためには,教職課程のための各種実技・実習科目に必要な,多くの特殊な施設(音楽科目のための多くのピアノとピアノ練習室,楽器庫,美術教育のための図画室と工作室,理科のための生物・化学・物理のそれぞれの実験室,家庭科のための被服室,調理室,他にそれぞれの教科の実験・実習準備室,体育施設)や,小学校の各教科ごとの専任教員が必要であり,どの大学でも簡単に小学校教員養成のための課程を置くことが出来ません.そこで,採用試験の競争倍率が低く抑えられるために(初等教育専攻入試は高い倍率ですが),小学校教諭一種免許を取得した学生は,採用試験に合格しやすく,教員になる意志を貫く可能性が高いといえます.

 次に,小学校教諭一種免許状に加えて「幼稚園教諭一種免許状」を取得できます.これは小学校教諭一種免許状の場合とは異なり,卒業単位数以外に教職課程科目として幼児教育の専門科目を別に取り足す必要があります.ただし小学校教諭になるための教職課程科目と重複する科目は取る必要はありませんから,比較的楽に小学校教諭一種免許状と合わせてこの免許状を取得することができます.そのため,毎年初等教育専攻の学生の大半が幼稚園教諭一種免許状を取得しております.

 この他,同じ文学部内に設置してある中学校社会科及び国語科,高等学校公民・地理歴史・国語・書道のうち1教科の「二種免許状」を副免として取ることも出来ます.この場合,卒業後に教育実習を行ってから免許状を取得します.近年,小学校と中学校の両方で教えられる教員を望む県が出来,そういう県では受験する学生が副免を持っていると有利とのことです.無論,採用されてから通信教育などで副免を取得する道もあります.

 さらに,加えて「図書館司書資格」及び「学校図書館司書教諭資格」を目指すことが出来ます.前者は科目が多く,後者は科目数が少ない(5科目)こと,近年各学校で学校図書館司書教諭を置くことになったことなどから,後者の資格を取る学生が毎年かなりおります.

 以上さまざまな免球状や資格を取得する機会が与えられております.それもまず,小学校教諭の免許状取得が基礎となっている場合が多いので,この点を自覚して着実に,出来る範囲で各種の免許状や資格の取得を目指すことを勧めたいと思います.

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